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#226 – Sports Technology: The Data-enabled Fan Experience

スポーツの世界では、競技における計測や判定、また選手のトレーニングの分野で様々なテクノロジーが利用されてきた。またスポーツは、選手やチーム応援してくれるファンがいなくては成立しないため、スポーツファンのエンゲージメントや体験を高めて、スポーツコンテンツの消費を促すためにもテクノロジーは広く活用されてきている。実際、ファンエンゲージメントの領域は将来的にスポーツテクノロジー市場の成長を推進すると予測されており、今回のレポートでは、データを活用したファン体験を実現する製品やサービスを次の4つのカテゴリーに分けて紹介している。1つ目の「オフラインでのファン体験」では、会場への入場から、試合や選手に関するリアルタイムのデータに至るまで、ファンがスポーツイベントにリアルに参加する際の体験を向上させるソリューションを紹介する。2つ目の「オンラインでのファン体験」では、オンラインでもファンがチームや選手とつながることができるソリューションを紹介する。ここには、ブロックチェーンやNFT(非代替性トークン)を活用したゲームや、メタバース上での試合観戦、ファントークンによってファンのエンゲージメントを高めるテクノロジーが含まれる。3つ目は「オンラインでのスポーツベッティング」である。米国では2018年以降、多くの州でスポーツベッティングが合法化されて市場が急拡大しており、DraftKingsやFanDuelといった企業が市場を牽引している。4つ目は「NILマーケティング」である。NCAA(全米大学体育協会)は、学生アスリートが自身の名前、イメージ、肖像権(NIL=Name, Image, Likeness)から収益を得ることを容認しており、学生アスリートの収入を支援する仕組みが広まっている。また、将来像の章ではファンエンゲージメントの未来の形として、ファンがDAO(分散型自律組織)を利用してチームを所有・運営する動きや、Z世代のスポーツコンテンツの消費の仕方の変化などについても考察をしている。