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Webrain Reports Archive

#225: Alternative Food Sources

耕作可能な土地の縮小、温室効果ガスの排出、そして世界人口の急増といった問題が起きている中で、過去のWebrain Reportでは、サステナビリティ、代替食品、アグリテックについて論じてきた。そして、複雑化する食料サプライチェーンは、戦争やパンデミックによって大きな影響を受けている。さらに、動物福祉や健康増進といった消費者の価値観や嗜好の変化も食料需給に影響を及ぼしている。

 

これらの問題を解決するために多くのスタートアップ企業が出てきており、今後10億人から20億人増えると推定されている世界人口の胃袋を満たしながら、地球への負荷を減らすためのソリューションを開発しようとしている。今回のレポートでは、代替食料領域における3つの重要な栄養素カテゴリー、すなわちタンパク質、炭水化物(糖質)、脂肪、そして、Upcycled Foodと呼ばれるトレンドに注目してまとめている。

 

代替タンパク質には既によく知られている植物性の代替肉や培養肉ではなく、西洋文化では食べることへの嫌悪感が根強い昆虫食、そして最近注目を浴びている菌類や藻類から作られた汎用性の高いタンパク質などに焦点を当て、また代替糖質では、砂糖の栽培に使われる耕作面積を減らすことで持続可能性を高め、味や風味を維持しながらカロリーを低くすることで健康への懸念を解消する新しい砂糖の代替品に注目、さらに、代替脂質ではより肉に近い味や風味を代替肉で再現するために欠かせない動物性油脂を培養などの技術によって開発している動きに注目し、最後のUpcycled Foodのトレンドでは、これまで廃棄されていた食料に付加価値を与えている様々な企業の動向を紹介している。地球とそこで暮らす人々がより不確実性の高い時代を迎えるにあたって、Webrainでは、代替食料の市場で確立しつつあるさまざまな技術や素材を検証することで、人類の食糧生産の未来を考察している。