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Webrain Reports Archive

#218 - Collaborative Robotics: Human and Machine Symbiosis

ロボットによる労働によって支えられる社会や産業は、長年にわたってSF小説の中で描かれてきた。McKinseyでは、2030年までに米国の労働者の3分の1が自動化やロボットに取って代わられると予測しているが、この60年間でロボットは着実に多くの産業分野に導入されてきている。ロボットには様々な用途があるが、Webrainでは、仕事の現場において人間とマシンとの関係に影響を与える2つの重要な動きがあると考えている。それは、CobotsとRaaSである。

  • Cobots(Collaborative Robots)は、人間の周りでも安全に機能するよう開発されているロボットのことで、安全柵を必要とする従来型の産業用ロボットとは異なり、Cobotsには人間と同じ環境で働いても怪我や事故を引き起こす心配がないような認識能力や知能が与えられている。
     

  • RaaS(Robotics-as-a-Service)は、SaaS(Software-as-a-Service)やMaaS(Mobility-as-a-Service)に代表されるアズ・ア・サービス(as a service)モデルの延長線上にある。RaaSでは、ロボットを導入するための多額の初期投資を必要とせず、例えば倉庫内で商品をピッキングするごとに一定の価格を支払うといったように、必要に応じてロボットをサービスとして利用できる。

 

労働の現場では、自分の職場にロボットが導入されることに抵抗を感じる人が出てくると思われるが、ある調査結果では、明確なメリットがあればロボットを受け入れる傾向にあるという結果も出ている。また、ロボットの存在が人間同士のコミュニケーションをさらに加速させ質を向上させるという研究もあり、ロボットの普及は、変化する労働環境の中で人間のソーシャルダイナミクスさえも大きく変化させる可能性を秘めている。