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Webrain Reports Archive

#204 – Era of Hyper-personalized Media Delivery

NetflixやHuluに代表されるオーバーザトップ(OTT)と呼ばれる市場のプレーヤーは消費者に対して無数のコンテンツを提供している。またDisneyやWarner Bros.などの大手コンテンツ制作会社は、これまで自社の映画や番組をライセンス契約によって他の配信事業者に提供してきたが、最近になって彼らはコンテンツ制作に留まらず、仲介者を排除してその配信を直接消費者に提供することに切り替えている。実際、Disney、Warner、NBCUniversalそしてAppleまでもが相次いでストリーミングサービスへの参入を発表している。ある業界幹部がpeak TV(TVの番組数がこれ以上ないほど多いこと)という言葉を定義したように、ストリーミング市場も間もなく飽和状態に到達するのではないか。この市場感情はThe Tyranny of Choice(選択による支配)を思い出させる。これは、あまりにも選択肢が多いと消費者は選択をすることに対して不快感やストレスを抱くことを意味する。我々は、テクノロジーを活用してこの過剰な選択肢の多さを抑制し、視聴者がいつ、どこで、何をしたいのかを正確に理解できるOTT事業者がこの混沌とした市場を勝ち抜いていくと考えている。Webrainは、この時代を高度にパーソナライズされたメディア配信の時代(Era of Hyper-personalized Media Delivery)と定義している。そこではコンテンツが王様であり続ける一方で、コンテクスト(消費の方法)がカギとなるだろう。