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Webrain Reports Archive

#198 – Era of Empathic Marketing

マーケティングの意義は、消費者を説得して彼らに特定の行動を取ってもらうことにある。今日のマーケティングのエキスパートたちは多様なデジタルツールを駆使することで、正確にカスタマイズした形で個人を惹きつけ、収益を生み出している。これらのツールの多くは消費者の詳細なデータを収集することに長けており、マーケターが高度にパーソナライズされたメッセージやインセンティブを作成することを可能にしている。しかし、この状況は行き過ぎているかもしれない。2018年の5月にEU(欧州連合)がGDPR(一般データ保護規則)を制定し、企業による消費者の個人データの取り扱いを規制するようになった。これによって、世界最大のデジタルマーケティングプラットフォームとも言われるFacebookなどの技術系最大手企業はデータ収集とその利用において厳しい調査を強いられている。この状況に至った経緯を理解するには、4 Pなどのマーケティングミックスに立ち返る必要がある。マーケティングミックスはマーケティング1.0(製品志向)、マーケティング2.0(顧客志向)、マーケティング3.0(マーケターと消費者の関係構築)そして、現在のマーケティング4.0(テクノロジーへの依存がヒューマンタッチを必要不可欠なものにする)のどの時代でも用いられてきた。私たちは定量的なビッグデータの取り組みがほとんど失敗に終わったことを目にしてきたが、その失敗が質的で厚みのあるデータ(人間の望みやニーズ、感情というコンテクストに基づいたデータ)の台頭をもたらしている。さらに、Contextual Intelligence(状況を理解し判断する知性)は、消費者とのインタラクションにおけるコンテクスト(誰が、何を、どこで、いつ、なぜ、どのように)を与えてくれる。WebrainはこれをEra of Empathic Marketing(寄り添いマーケティングの時代)の登場と見ており、この時代では、技術主導のインタラクションがマーケターと消費者の間に共通の基盤を提供してくれる。デジタルツールをマーケティングに応用することは、今や当たり前の習慣になっている。あなたの企業もデジタルツールを正しく使いこなし、よりリアルに近い顧客との1対1の関係を構築してほしい。